イタリア・フリウリ編
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ワインの基礎知識&デイリーワイン的オススメワイン~イタリア・フリウリヴェネツィア・ジュリア編
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| 各国ワインの基礎知識と私個人の勝手なデイリーワイン的考察を紹介します |
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デイリーワイン的オススメワイン
「ピノ・グリージョ」の、 フルーティでさわやかな味を楽しんでください★
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州。
イタリアンレストランで働くまでは、聞いたこともなく、働いてからも一番最後まで名前がきちんと覚えられなかった思い出の?州です。
北イタリアにあり、オーストリアやスロヴェニアに国境を接し、
アドリア海にも面しているのが、この略してフリフリ州。
ゴリッツィアを中心とする、小高い山が連なる地域、
そしてコッリオと呼ばれる石灰質の柔らかい岩を含む地域は
白ブドウの栽培に適しているので、イタリアでも高品質の白ワイン産地として知られています。
事実、オーストリアから水の都のヴェネツィアに向けて陸地から入ると
この州を通過するのですが、道の両端に細く長くブドウ畑が
ずーっと何十キロも続いていて、それはそれは、ステキな光景でした。
そんなフリウリのワインをデイリー価格で楽しむなら、やはり白!
イタリアの地ブドウのピノ・グリージョをはじめ、フルーティで繊細な味が楽しめます。
国際品種のソービニョン・ブランなどももちろん栽培しており、すっきりの中にややコクがある、フランス産にはない、「イタリアのソービニョンの味」があります。
(私はイタリアのソービニョンのほうが好きです♪)
赤ワインも白ワインと同量くらい作っていますが、若くて早飲みタイプが中心。
同じ値段で買うなら、白ワインのほうが高いコストパフォーマンスと豊かな個性を放ってくれると思いますよ。
フリウリのさわやかな白を探してみる?
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フリウリ・ヴェネツィア・ジュリアの基礎知識
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| 【主要品種:赤】カベルネ・ソービニョン、カベルネ・フラン、メルロー、ヴェルドッツィオ・フリウラーノ、レフォスコ 【主要品種:白】ピノ・グリージョ、ピノ・ビアンコ、トカイ・フリウリラーノ、ソービニョン・ブラン、ピコリット
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フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州は、国境に近いこともあってか、
現在のように各地で国際品種の栽培がされる前から、その栽培が始まっていました。
赤ワインも若いタイプのものが多いと述べましたが、
このような国際品種を使って、小樽熟成した高品質ワインももちろん存在します。
フリウリ州で有名なワインといえば、実は桃の香りのする甘口ワインの
ピコリット。
ピコリットは、普通のブドウの5分の1しか結実しないというとっても非効率なブドウのため、栽培農家も減り今では希少価値の高い品種となっています。
しかし、その味は、かつてはローマ法皇やロシア皇帝にも愛飲されていたというもの。今でもヨーロッパ貴族からの根強い人気があるそうです。
日本でも手に入りますが、1本5,000~9,000円となかなかの高級品です。
また、フリウリ州を語る上で、外せないのが
イエルマン社やミアーニ社。
非常に評価も高く高品質なワインを作りながらも、
世界市場に主眼を置いているため、あえてDOCGなどの規定にとらわれず、IGTやVDT(テーブルワインクラス)のみを生産しています。
イエルマン社の
Were dreams, now it is just wine !( 夢があり、そしてそのワインは、いまここに!)という名のワインは、シャルドネ好きにも高く評価されている一本です。
そんなこともあって、高品質な白ワインを作るといわれていますが、認定されているDOCGは2001年に認定された「ラマンドロ」のみ。
私はまだ飲んだことがありませんが、極甘口で完熟リンゴの香りがする重厚な味のデザートワインだとか・・・。
甘口ワインは苦手な私ですが、一度は飲んでみたいシロモノです。
■主なDOCG
●ラマンドロ(Ramandolo):白、甘口
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